オムツを使うようになるまでをお話します。
ブログに書くのは辛いことですが、大切なことで、お伝えたいことでもあります。
排泄問題は介護をするうえで、避けて通れない問題。
ひとりでトイレへ行かれなくなり、オムツを使うようになるまでの流れもまとめてみました。
介護歴15年以上のプロ!?のじーちゃんです。このサイトでは在宅介護・老老介護の気づきやコツを書いています。
じーちゃんのノートを編集、ブログへのアップは娘の担当です。
排泄問題は徐々に深刻になってくる
トイレへ行き、排泄をする。
これって当たり前なことじゃないんだよね。
妻の排泄問題。
おしっこと便の後始末をする時がきた。
脳梗塞にかかって家では杖を使って歩く妻は、時間をかけて徐々に自分でトイレへいけなくなり、失敗することも多くなってき、パッドやオムツを使うようになっていた。
おしっこはいいのだけれど、便は慣れていない。「きたない、くさい」便の後始末は予想以上に大変な仕事だ。
トイレまであと一歩のところで便をしてしまう。下着から取り替える。毎日この繰り返し。
大きな身体をした赤ん坊のようだ。
「便がしたいのなら教えてね。」と言っても、何度言っても同じことで、便をする感覚がないようだ。
本人だって自分でできたらいいに決まっているし、いくら長年連れ添った夫にだって、そんなことさせたくないと思っている。
2年くらい、こんなやりとりが続いたんだ。「よく世話できたね、じーちゃん。」とほめてあげたい。
15年以上も本当にお疲れさまです。本当に全部父がやっています。お恥ずかしい話、わたしにはとてもできません。ごめんね。
オムツを使うまでの流れ
退院してから介護生活がはじまりまって、はじめは自分で杖をついてでも、歩いてトイレへ行けていた。
オムツを使うようになるまでいろいろあった。
季節や体調によっても、できる時とうまくいかない時があるんだよ。
順番をまとめてみるねー。
- ひとりでトイレへ行けなくなる
- 一緒にトイレへ行くのも間にあわなくなくなる
- トイレに行きたいとわかる時もあれば、出ちゃってから気づく時もある
- 毎回下着を変えるのは本当に大変なので、下着にパッドを敷いてみる
- パッドでは間に合わず、オムツを使いはじめる
- オムツにパッドをつけてみる
いまはいいオムツ、パッドがあるのでありがたい!
ドラッグストアで売っている商品をよくみて購入、妻にあったパッドを工夫して使っている。
同じように介護をしている人は多いようで、ドラッグストアではちょっとした争奪戦がある。
いい商品は人気があり、売り切れていることもあって、お店を数店かまわることもたまに。
ドラッグストアへ行くとオムツ、パッドだけで、5,000円〜10,000円くらい使ったりする。
オムツを使うようになると場所はとるし、かなりの出費になっちゃうんだけど、ここはお金をかけるところだと思うよ。
介護する側の気持ちはやっている人にしかわからない
介護生活の排泄問題は大きな仕事のひとつとして受け入れる。
こんな生活からあと何年たったら抜けだすことができるのかな。
まぁ、暗いことばかり考えないで明るく生きようね。
じーちゃん頑張れ!!ほら歌にあるじゃないか。
「人生いろいろ、男もいろいろ、女もいろいろ」
家事も全部やっているじーちゃん。頑張っているじーちゃんをほめてほしい。
じーちゃんは本当にすごい。どうしてそこまでひとりでやれるのか、娘のわたしにもわかりません。
普段、わたしに「辛い」とか、愚痴をまったく言いません。ブログにこうして書くにあたり、父の気持ちをはじめて知りました。
まとめ
排泄問題は介護生活の中でもっとも過酷な仕事です。
妻の場合は動けるからまだいい。
これが寝たきりだったりしたらと思うと・・・。
わたしだけではない。
介護で苦労している方は沢山いると思います。
疲れてしまいますよね、本当に。
疲れている人が少しでも穏やかになれますように。小さいことでも、いいことがありますように。
気分転換してる?
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